63 ヒロミが加藤浩次に告げた「テレビ復帰を果たした理由」が秀逸だった。それは、すべての教師にとって必要な考え方だったから。

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皆さんこんばんは角松利己です!

さて、今回の記事は、「教師を辞めてみると、多様な視点が獲得できます」というテーマでお話しします。でも、本当に辞めることをお勧めしているわけではありませんので、ご注意ください(笑)。

毎週日曜の朝7:30からTBS系のTVで、「がっちりマンデー」という番組が放送されています。「日本のいろんな企業がいろんな工夫をしてしっかり収益を上げていますよ!」という趣旨の番組です。私はこの番組の「アイディア次第でだいたいのことは何とかなる!」というコンセプトが好きで、ちょくちょく観ているんですよね。

ところで、2020年2月23日(日)放送の同番組では、森永卓郎さんとヒロミさんがゲストとして出演していました。

この回では、「すでに自社運営で成功した社長が他社を成功させる」という特集だったんですが、その流れで、司会の加藤浩次さんがヒロミさんに対して、

「ヒロミさんは一度、芸能界から離れて、再度戻って現在の状況を作ったわけですよね。」という問いかけをしたんですね。

ヒロミさんは現在、テレビで見ない日はありません。お笑いで一世を風靡した後、松本伊代さんと結婚し、長い間テレビから離れていた時期がありましたが、ご自身の得意分野で返り咲き、今ではテレビに引っ張りだこです。

話を戻しますね。先ほどの加藤さんの問いかけは、「起業再生を果たした会社社長」と「テレビ復帰を果たしたヒロミさん」の状況を重ねての質問でした。この質問にたいするヒロミさんの回答が、秀逸でした。

ヒロミさんはたった一言、いつものあの照れ隠しの笑いとともに、こう言ったんです。

「一回、芸能人辞めちゃえばいいんだよ(笑)」

私はその言葉を聞きながら、「それそれ!」と、思わず膝を打ってしまいました。

一回、教師を辞めちゃえばいいんだよ。

そう。辞めちゃえばいいんです。そしたら、教師として成功できますよ。逆説的ですが、本当にそう思います。

ヒロミさんは、芸能界から一度離れた時期があったけれど、その機会に、外側からじっくりと芸能界を見つめ直したんじゃないでしょうか。だからこそ、芸能界に復帰できたんでしょう。

この業界の問題は?
この業界で生きるメリットは?
この業界で生き残るための方法は?
この業界で「誰も攻めないけれど攻めたら大きな収穫が得られそうな分野(いわゆるニッチ)は?

いろんな視点で自分が長い間生きてきた領域を捉え直した結果、戦略を立て直し、新たな魅力に気づいたりしたから、今のヒロミさんがいるんじゃないでしょうか?

複数の世界を、行ったり来たりする。

このような考え方は、芸能界でも、学校でも、どのような業界であっても必要だと私は考えています。

たった一つの極めて専門的な技術を追求するような、たとえば「職人さん」が生きる世界であったとしても、数十年という長い期間の中では、

何度か異分野に飛び込み、
大きな刺激を受けて、
また元の世界に戻り、
さまざまな視点や技術を融合させて、
新たな価値や、さらに大きな価値を生み出す。

こんなサイクルが不可欠です。

教師も然り。

「公務員だから」という縛りはナンセンスです。むしろ「公共の利益に大きく寄与する」立場であるからこそ、世の中の仕組みに精通し、アイディアを現場に生かさなくてはならない

これもまた、「逆説的」ですよね。でも、人生は本来「矛盾を抱えて生きる営み」であるし、人生の本質は「その矛盾を調和させること」にあります。だからこそ、人は生きている甲斐があると言えますよね。

教師には、給料よりも大切なことがある。

もし教師が、

一定のサイクルの中で
学校現場を離れ
自己研鑽のチャレンジをし
現場復帰後に新たなプランを提案する。

こんな機会を与えられたとしたら、どうでしょうか?

たとえば10年おきに、「最長3年」を上限とした任意の期間で学校を離れ、「学校現場の役に立つ、立たない」を度外視したテーマに取り組む。「有益か無益か」を考慮しない方がリターンは大きいと思います。むしろ、学校のキャパシティが拡大することで、生徒に多大な恩恵がもたらされるはずです。「有害」でなければ十分です。

仮に定年を60歳とした場合、「10年おきの離職可能システム」は新卒教師なら、定年までに3回は利用できます。3回も「再生」できるわけです。

自分の意思に基づいて、自分を変え、大きく成長させ、次世代の育成に還元する。こんな流れの中で仕事をさせてもらえたら、どんなに素敵なことでしょう。(#^^#)

もちろん、一定期間現場から離れるわけですから、待遇面でのデメリットは付随するでしょう。でも、

「あなたが現場から離れている期間、給与は一切出しません。ただし、教師としての身分は、現場復帰後も保障します。」

こんなオファーを出されたとしたら、私は迷わず、

YES!

絶対に、こう返します。

一度きりの人生を、悔いなく生きる。
世界の仕組みを知りたい。
外の世界を知れば知るほど、生徒に、学校教育に還元できる。

こんな願いや確信が、私にはあるからです。

辞めなくてもいい。教師を捨てさえすれば。

・・・とは言え、仮に私が総理大臣であったとしても、こんな政策を実施するまでには長い道のりがありそうです。ならば、現状でできることをやりましょう。

私たちができることは、ただ一つ。

「教師を捨てる」

これしかありません。

実際にこの職を離れなくても、辞めなくても、ただ心の中で「捨てる」。そう誓えばいいだけです。

現在に至るまで、私たちは「教師のプロであろう」と試行錯誤し続けてきました。しかし、そうしようともがけばもがくほど、

教師としての理想から乖離し、
労働環境改善に向けた努力が虚しいものであることに気づき、
私生活もしわ寄せを受けている。
教師をリタイアした後、自分が何をしているか想像もつかない。

つまらないですよね。だから、「教師を捨てる」

まず、あなたが「生きててよかった」と思えるような世界や価値観に触れてください。

もちろん、あなたにとっては「学校現場」そのものが、「私の生きがいのすべてだ」と感じられるような世界であり、価値観を体現する場なのかもしれない。しかし、狭い領域から得られる果実とは、それほど高い価値を備えていないものです。教師は、複数の世界に身を置くから、多くの生徒の相手ができるんです。

私があなたに求めたいのは、「アイディアを出すこと」です。「こうなったら学校はもっと楽しくなる」、「生徒は大きく成長できる」。そんなアイディアを出していきましょう。

そして、アイディアを出す最短最速の方法の一つが、

教師を捨てること。

学校外の価値観を、どんどん吸収していってください。
あなたが硬直化しないために。あなたが、魅力的な教師であり続けるために。

編集後記

さて、今回の記事はいかがでしたか?

私の得意は、「アイディアの転化」です。誰かのアイディアを自身が生きる世界に置き換えて、発信する

・・・でも、この程度のことなら、たぶん多くの人ができるはずですよね。

あなたの中の奥底にも、こんなちょっとしたタレントが眠っているはずです。私がやっていて楽しいと感じるのは、そんなあなたのタレントをあなた自身に気づいてもらうサポートです

ぜひ、ご自身のタレントに気づいたら、教えてくださいね。

またお会いしましょう。角松利己でした!

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