2. 「教わり、教える」というループ

仕事で成功する

教わり、教える

 

あなたは、

自分の人生を主体的に生きている

という実感を持っていますか?

 

たとえば社会人になり、

親元を離れ、精神的にも経済的にも自立を果たしている、という人は多いと思います。

 

しかし、

本当の意味で主体性を発揮している人は、どれくらいなのでしょうか

私は少ないと思っています。

 

私たちは生まれてから、親の庇護のもと、学校に通います。

仮に大学を卒業したとして、おおよそ20歳半ばになりますね。

その後は仕事に就き、様々な理由で働き続けることになります。

 

ところで、私たちが学生であるうちは、誰かから何かを学ぶ立場にあるということです。

様々な領域の専門家から関連知識を学び、人生の先輩から生き方を学びます。

この時期は、「教わる」時期に当たります。

 

社会人になっても、これは基本的に変わりません。

職場の上司を中心に、仕事を教わり続けることになります。

そして後輩ができると、それまで自身が教わったことを後輩に教える。

これが延々と続きます。

 

家庭においても、家族から教わり、結婚して自身が親の立場になると、

今度は自分の子どもに教えることになります。

 

人は「教わり、教える」というループを繰り返すわけです。

 

負の連鎖を生まないために

 

さて、ここで問題です。

私たちが誰かに何かを「教えて」いるとき、その内容は、あなた独自の内容でしょうか?

 

・・・きっと、そうではないはずです。

 

「人は自分が教わったように生きる」

と言われますが、その言葉の通り、

私たちが誰かに「教える」とき、自身の経験から解き放たれることは、まずありません。

 

これは仕方のないことですが、非常にまずいことでもあります。

「正の連鎖」をもたらすこともあれば、「負の連鎖」を生んでしまいかねないからです。

 

私たちは、常に自身の価値観を相対化し続けなければなりません。

しかし、これを可能にするためには、

 

✔幅広いものの見方を知ること。

✔普遍性の高い原則に従うこと。

✔自分の頭で考えること。

 

この3点が必要になるのです。

 

教師が陥るループ

 

小さな頃から「教わり」続け、一定の年齢や立場になったら「教える」側に回る。

私たちは「教わり、教える」というループを繰り返しています。

その結果、ぼんやりしていると主体性を発揮する機会は永遠に失われてしまいます

 

実は、このループにどっぷりとはまっているのが、私たち教師なのです

 

ずっと「教わる」側にいて、一定の成功を収めた立場の人間が、教師です。

あるいは、「教わる」側にいることに違和感を覚えてこなかった立場の人間が、教師です。

そういう人たちが、二十歳を少し過ぎた時点で、「教える」側に回ります。

そして、以後40年にわたって「教える」側であり続けるわけです。

これは、驚くべきことです。

 

教師はおそらく、最も「考えていない」

 

教師という仕事は独立性が非常に強いため、先輩同僚の影響を受けることはありますが、

基本的には「独立採算制」を採っています。

これは、教師という仕事の大きな魅力の一つでもありますが、

同時に視野狭窄から派生する様々な問題の発生源にもなります。

 

教師は、職業柄、自分の頭で考える機会を奪われています。

社会経験がほとんどないまま、非常に若くして「教える」側に回る。

このことが意味するところを、私たちは考えなければなりません。

 

教師は、ずっと「人に縛られ」、ある時を境に「人を縛る」側に回る

これは、成長には繋がりません。教師と生徒、双方にとって不幸せなことです。

 

なぜそうなってしまうのか?

それは「自分の頭で考える経験をほとんどしていない」し、

そのような経験を「ほとんどさせていない」からです。

 

では、教師は生徒に対してどう接すべきでしょうか?

 

チャレンジし、チャレンジさせる

 

教師に必要なのは、生徒に対し

「必要最低限を教え、多様な選択肢を伝え、本人に選ばせる」こと。

生徒が犯した小さなミスを咎めず、許容し、丁寧に振り返りをさせること。

「どうすればうまくいったのか」にフォーカスし、自己資源に目を向けさせること。

つまり、「小さな失敗経験」を、数多く積ませることです。

 

「子どもたちに、どれだけ多くの小さな失敗経験を積ませ、立ち直らせることができるか」

 

この方法を編み出すことができれば、ノーベル賞受賞の価値がある、と言われるほどです。

 

一方の教師自身はどうするか?

 

答えは、

✔自分の頭で考え続ける。

✔論理的に考える。

✔合理的に考える。

✔議論する。

✔学校外の価値観に触れる。

✔身近なところから実践する。

 

教師自身がチャレンジし、微調整の積み重ねる

そうすることで、大きな変化に戸惑わず、それを厭わない気持ちを育て、

大きな成果に繋がります。

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